お知らせ
堀耳鼻咽喉科クリニックからお知らせ
台風10号に伴う診療時間変更について(2024/08/29)
台風10号の接近に伴い、8/29(木)の午前の診療は来院順l12時までとし、8/29(木)午後と8/30(金)は休診といたします。また、台風の動向次第では、8/31(土)の診療も休診となる可能性があります。8/31(土)の診療に関しては、当院ホームページで確認いただくか電話にてお問い合わせください。ご迷惑をお掛けしますが、ご理解の程、よろしくお願いいたします。
毎月第3木曜午後休診のお知らせ(2019/03/07)
働き方改革の一環として労働環境衛生の向上を図るため、試験的に、平成31年4月より1年間、毎月第3木曜日午後の診療を休診といたします。皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご了承のほど、よろしくお願いいたします。
内視鏡手術をサポートするロボット:iArmsを導入しました(2017/02/19)
当院では、平成28年12月より、内視鏡下耳科手術や内視鏡下鼻科手術における、サポートロボットとしてiArmsを導入しました。本機器は、難易度の高い手技をより素早く・正確に、また、手技に伴う執刀医の負担・疲労の軽減や手術時間の短縮による患者の負担軽減に、大いに力を発揮する機器です。導入後3ヶ月間の使用経験では、予想以上に、手術に対する負担が軽減され、導入した利点は大く、患者さんには直接の利点はありませんが、術者の負担が軽減されることで、間接的に患者さんに貢献できる機器であると実感しております。
H25年より、内視鏡を使用した耳の手術を取り入れました。(2015/08/09)
当院では、慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎に対し、低侵襲でより安全な手術を目指してH25年より内視鏡を用た手術を取り入れております。現在行われている慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎に対する手術は、耳介(耳たぶ)の後ろの付着部を切開し、顕微鏡を使い中耳腔を操作する手術であり、顕微鏡だけでは死角になる部分があり真珠腫の再発により注意を必要とします。また、術後も、術創の抜糸や耳包帯着用など術後の生活制限もありました。一方、内視鏡を用いた耳の手術(経外耳道的内視鏡下耳科手術)では、ほとんどの行程を内視鏡下に行う低侵襲で、明視下で安全確実に、生理的機能の回復を目的とする外耳道からの手術です。術後の生活上の規制も少なく、当院では術後1泊2日または2泊3日で退院し、重労働でなければ仕事も可能であり、特に、高齢者や小児においては、術後翌日には離床できるため精神的肉体的負担が少なく、現在までに30例の経外耳道的内視鏡下耳科手術を行いましたが、大きな副損傷は認めておりません。経外耳道的内視鏡下耳科手術は新しい手術法であり、従来の耳科手術の経験があって初めて安全に行える手術であり、日頃の研鑽が必要と考えております。そのために、世界的な情報と技術を習得する目的で、2015年4月にアラブ首長国連邦のドバイで行われました第1回内視鏡下耳科手術世界大会に参加し、また、技術向上を目的に2015年7月に山形大学で行われました第4回内視鏡下耳科手術ハンズオンセミナーin山形で実習を行うと共に国内外の先生方と情報交換を行って参りました。手術とは、症例を経験すればするほどその奥行きの広さに気づかされるものであり、日々此研鑽と考えております。また、経外耳道的内視鏡下耳科手術は、従来の手術法に取って代わるものではなく、手術適応を的確に見極め、いずれの手術がより患者さんのためになるかを見極める必要があると考えております。耳の手術でお困りの方は、是非ご相談ください。